ウサギの飼い方 02 「お食事」編

~治療よりも予防が大切~
ウサギの飼い方 02 「お食事」編

ウサギの食事にはこだわってください。病気で来院するウサギの8割は不適切な食事によるものです。

ラビットフード(ペレット)が必要 か議論が分かれます。ラビットフードは絶対に必要というわけではありません、しかし、ラビットフードを使わずに理想的な食事を用意しようと思うと、根菜 類、葉もの野菜、豆類、オカラやヌカ、穀類、果物、野草などをバランスよく考えて与えなければいけませんので、かなり難しいです。

結論 は 1.ラビットフード 2.牧草 3.野菜・野草 4.少量の果物・種子類をバランスよく与えることが必要です。水は必ず入れてください。

1. ラビットフード
色々なメーカーからウサギ用ペレットが市販されています。ソフトタイプの方が嗜好性が高いです。しかし、なるべく小さくて硬い ハードタイプのペレットが理想的です。

具体的には、小さくて歯をよく磨耗できるような硬いものが良いです。ソフトタイプは歯の不正咬合 の原因になります。給餌量は一度に食べきれる量を1日2回与えます。入れっぱなしにすると肥満や尿路結石の原因になります。栄養バランスのチェックポイン トは、粗繊維は成長期で十五%、大人では二十%以上、粗蛋白は成長期には十五%、大人では十三%、粗脂肪は成長期には六%、大人では三%が目安です。

2. 牧草
牧草と一口で言っても様々なものがあります。マメ科のアルファルファは高蛋白・高カルシウムで嗜好性が高いです。成長期や栄養障害時には効 果がありますが通常の食事としては与えるべきではありません。イネ科のチモシーは低蛋白、低カルシウムでウサギにはとってもバランスのとれたものです。

これらの牧草を一日中いつでも食られるようにしておきます。ウサギは前歯も奥歯も伸び続けるので、これを正しくすり減らすには適切な磨耗が必要です。これ には長く硬い繊維を大きく顎を動かして長時間かけてすり潰すことが必要です。

ちなみに病気になるウサギのほとんどが牧草を食べていませ ん。いい牧草の見分け方は、茎が長く、ハーブ等の添加物が入ってなく、天然の青臭い香りのするものが良いです。

3.野菜・野草
うさぎは野菜を好んで食べますが、幼い頃に食べて味を覚えたものしか食べません。多くあげすぎると牧草を食べなくなり、水分含量が多いため多尿・下痢の原 因になります。

特にキャベツ・レタス・ほうれん草は多く与えると有害になりますので注意してください。以下の野菜を偏り無く、葉ものな ら1日3枚位を目安にあげてください。小松菜、チンゲン菜、カブの葉、大根の葉、セロリ、にんじん、ブロッコリー、カリフラワー、パセリなど。

野草は良く洗って水を切ってから与えてください。たんぽぽの葉、ノコギリソウ、ハコベ、ペンペン草がいいです。クローバーはマメ科なので多く与えると害に なります。

4.果物、種子類
与える必要はありませんが、おやつとして少量あげるなら問題はありません。しかし、肥満や 尿路系に問題がある場合は担当医に相談してください。市販で『おやつ』と称されるものも同様です。

ウサギは食事に関しては大変保守的で 偏食が多いため、幼齢期から多種多様の食事を与えるようにしてください。

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