ホルモン疾患のエマージェンシー & ネコの心筋症 & 疼痛管理

先月の末に、日本臨床獣医学フォーラムに参加してきました。

今年も獣医師向け、動物看護師向け、ファミリー向けの多くの講義がありました。 とはいえ、1人が聴講できる数は限られています。

そこで当院では、スタッフ同士で勉強会をし、情報を共有することに努めています。 今回の勉強会は今月中旬に行われます。

どんな話が聞けるのか楽しみです。 皆様にもその都度、ご報告しますね。

今日は、2013年のフォーラムより3つをお届けします。

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ホルモン疾患のエマージェンシー  (獣医師)

ホルモン疾患のなかでも、副腎皮質機能低下症(アジソンクリーゼ)と、甲状腺機能低下症(粘液水腫性昏睡)では迅速な診断と緊急治療が必要とされます。

【アジソンクリーゼ】 副腎皮質から出るホルモンの低下が原因で、血糖値や電解質バランスの維持ができなくなった結果、ショック状態に陥ります。

【粘液水腫性昏睡】 甲状腺から出るホルモンは体内の様々な代謝をつかさどっていますが、神経症状を伴い、昏睡状態に陥ることがあります。

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ネコの心筋症について   (獣医師)

一言で心臓病と言っても、心臓病にも色々な種類があります。そして、犬と猫ではかかりやすい心臓病の種類が異なります。

もっとも多いのは犬では僧帽弁閉鎖不全症で、ネコでは肥大型心筋症です。肥大型心筋症の診断が難しいと言われています。その理由としては、身体検査(聴診)で見つけにくいということ、末期(心不全)まで進行しないと症状が現れないことなどの理由が挙げられます。この病気の最終的な診断はエコー検査にて行います。

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疼痛管理について (動物看護師)

痛みとはすべての生き物が持つ共通の感覚で、なくてはならない重要なものです。 ですが動物は痛みを隠そうとする生き物なので、よく観察し、気づくことが大切になります。

・わんちゃんの痛みのサイン じっとしている、食欲低下、呼吸が速い、体が震えている・触られると怒るなど…

・ねこちゃんの痛みのサイン じっとしている、触られると唸る・怒るなどがありますが、急性痛でも慢性痛でもわんちゃんより分かりにくいと言われています。

普段から、おうちのわんちゃん・ねこちゃんの様子を観察することを心がけましょう!!

感想 :今回のフォーラムでは、自分の知らない知識をたくさん 学ぶことができました。様々な話を聴いて、相手を想い、 相手の変化に気づくことが看護の基本なのだと改めて感じ ました。 勉強したことを、これからに生かしていきたいと思います。

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