セミナー報告~眼科~

1/11.12と東京で開催された眼科セミナーに参加してきました。眼科は当院では力の入れている分野の一つで、大変奥の深い科目のです。動物は人間のように「眼が痛い」とか「眼がかすむ」などと細かく伝えてくれません。症状としては「眼が細くなっている」「目やにが多い」「眼が赤い」「ぶつかる」などの症状が出てから初めて病院に来ることがほとんどです。しかも緑内障のように高眼圧になると「元気がない、怒りっぽい、食欲がない」等の漠然とした症状から始まり、オーナーが気付く「目が大きくなった」という症状は、いわゆる「牛眼」といいまして完全に失明して選択肢は、「眼球摘出」か眼球を温存するのであれば「シリコン義眼挿入術」しかありません。つまり眼科疾患は誰もが気付く症状の時はほとんどの場合末期的な状態です。

私たち動物病院はちょっとした症状(眼が細い、目やに、眼が赤い)で来院した時が最初で最後の「ワンチャンス」、診断名という結果を出さなければならないのです。ちなみに緑内障の初期症状は眼が少し赤い結膜炎様の症状しかありません。でもここで診断しないと失明してしまいます。

 以上の様に大変シビアな分野なので、現在私は月に最低でも1~2回自らの知識の確認、更新のため眼科セミナーに通っているのです。「ワンチャンス」逃さないように。

院長

トラックバック・ピンバックはありません

トラックバック / ピンバックは現在受け付けていません。

現在コメントは受け付けていません。