「老犬の介護」


今回のさくらスクールでは老犬の介護について説明させて頂きました。
老化とは人間と同じで全てのわんちゃんが通る道であり、少しでも快適な介護生活を共に過ごしたいですよね!

年をとってくると寝たきりになる子が多いです。
寝たきりになって大切なことは…


*排尿・排便
老化によって膀胱や腸の機能が衰えると、おしっこやうんちが全て出しきれなくなってしまう場合があります。
おしっこの場合は膀胱を圧迫する方法、うんちの場合は皮膚ごしにつまみだす方法がありますが、どちらにしてもかかりつけの獣医師に どの様に行うか聞いてみましょう。
*食事
寝たきりの子に食事をあげる時は
・誤嚥を起こさないため、ご飯が胃までスムーズに送られるため状態を持ちあげてあげる様にしましょう
この時、わんちゃんの口回りが汚れやすいので自分の膝にタオルを敷いてあげるといいです。
*寝床
寝たきりの子にとって寝床は一日の大半を過ごす場所になるので、寝床の場所や素材はよく考えてあげましょう。
・素材は… 柔らかいか、ずれにくいか、皮膚への圧迫が少ないか
・場所は… 飼い主さんの目が届くか、冷暖房の風が直接当たらないか
などを確認しておきしょう。

*床ずれ
床ずれは寝床に触れている毛が折れたり薄くなる事から始まり、すぐに進行してしまいます。
床ずれの兆候を見つけたらなるべく早く獣医師に診せましょう。

床ずれの予防法としては…
・柔らかい毛布、敷物をひく事
・体位をこまめにかえる事     
などがあります。

中・大型犬の子や体重が重い子などは低反発性マットをひいてあげると、血流が妨げられにくく、関節も痛くなりにくいです。
また体位交換の回数を減らせるので、飼い主さんの負担を軽くする事ができます。

体位交換を行う時には…
・背骨の辺りにある血管を圧迫しない様に立たせた状態にしてから行う事
・食べ物が逆流する恐れがあるので、食後は避ける事
などが大切です。

 

わんちゃんの一生はとても短いです。
だからこそ、一緒にいられる時間を大切にしましょう。
また今回紹介した介護方法はごく一部なので、当院のHPや介護の本などを参考にして下さい!




動物看護師 佃