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え!? 人間だけじゃない!!
~犬・猫のホルモン病~

獣医師 佐々木 

ホルモン病って?

犬や猫も、人間と同じ様に非常に様々なホルモンが分泌されており、それぞれが体のはたらきを調節しています。  
ホルモン病は、ある特定のホルモンが過剰になるか不足することで引き起こされます。





こんな症状ありますか?

● おしっこが増えた   
● お腹が出てきた    
● なんとなく元気がない 
● 太った        
● 飲む水の量が増えた
● 毛が抜けてきた
● よく食べるのにやせてきた
● 眼がギラギラしてる
実はコレ、全てホルモン病の症状なんです!  
一つでも当てはまる場合は、以下のような病気の可能性があります。
      ● 糖尿病
      ● 副腎皮質機能亢進症
      ● 副腎皮質機能低下症
      ● 甲状腺機能亢進症
      ● 甲状腺機能低下症


どうやって病気を見つけるの?

まずは上記のような症状がないか確認します。   
そして、身体検査、血液検査(血糖値、ホルモン値など)、尿検査を実施し、病気を見つけます。   
場合により、レントゲンや超音波といった画像検査も行います。


ホルモン病をそれぞれ詳しく

1.糖尿病
● インスリンというホルモンの不足
● インスリンの効き方が弱くなる
  →血液中の糖分が慢性的に多くなりすぎる

  犬の多くはインスリンの不足が原因
   (プードル、ダックス、ビーグル、シーズーなど)
  猫の多くはインスリンの効き目の低下が原因

● 症状
  水を飲む量が多くなる
  尿の量や回数が多くなる
  食欲が増える
  いくら食べてもやせてくる
  進行の早い白内障

● 治療
  インスリンの注射
  経口血糖降下剤の投与
  食事療法


2.副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
● 副腎からホルモンが過剰に出てしまう
● 犬に多い
  (ダックス、ポメラニアン、プードルなど)

● 症状
  水をたくさん飲む、おしっこの量が増える
  たくさん食べる
  全体的に毛が薄くなる、左右対称に毛が抜ける
  お腹が膨れる

● 治療
  ホルモン剤の投与






3.副腎皮質機能低下症(アジソン病)

● 副腎から出るホルモンの減少
● 犬に多い(コリー、プードル、ビーグルなど)

● 症状
  食欲、元気がなくなる
  嘔吐、下痢  体重減少 など
   ※見た目の変化はないことが多い!

● 治療
  ホルモン剤の投与


4.甲状腺機能亢進症
● 高齢の猫に多い

● 症状
  動きが活発になり、食欲が増す
  食べるのにやせていく
  目がギラギラ
  落ち着きがなくなる
  ときに攻撃的な性格になることも

● 治療
  抗甲状腺製剤の投与
  甲状腺の摘出


5.甲状腺機能低下症
● 犬に多い(G・レトリバー、プードル、ダックスなど)

● 症状
  皮膚症状
  脱毛、毛が薄くなる
  フケが増える、皮膚が黒ずむ など
  元気がなくなる
  体重の増加
  哀しそうな顔 「悲劇的顔貌」

● 治療
  甲状腺ホルモン製剤の投与





まとめ
      ● 治療は一生涯必要な場合もある

      ● ホルモン疾患に予防法はない

      ● 早期発見・早期治療が大切

      ☆ 少しでも気になったら、ご相談ください!!






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