尿管ステント
~尿管閉塞に対する新たな治療法~

尿管とは?
腎臓で生成された尿を膀胱まで送る管のことを言います。




尿管閉塞とは?
尿管内の結石や炎症により尿管の内腔が狭くなってしまい、腎臓からの尿が膀胱へ流れなくなってしまった状態です。左右の尿管が閉塞したり、片側尿管が閉塞して、反対側の腎臓が機能していない状態では尿排出ができなくなり動物にとっては致命的な状態になります。

尿管閉塞の診断は?
血液検査で腎臓の数値が高値でかつ画像診断(超音波検査やレントゲン)で尿管結石、水腎、尿管拡張などの所見が見られる際に本疾患を疑います。慢性腎不全など他の腎疾患との鑑別がとても重要です。






尿管ステントとは?
猫の尿管の内径は0.3mmほどしかないため、尿管内の結石を除去して縫合するだけでは縫合部位が狭窄して再閉塞する恐れが大きいです。そのため、腎臓から膀胱まで尿管ステントと言われる人工の管を設置することにより尿管閉塞の解除と再閉塞のリスク回避を同時に行うことができます。








尿管ステント手術の合併症
 ・感染
 ・ステント挿入時の尿管損傷による尿腹症
 ・ステントの結石化による再閉塞など