■鳥の診察

鳥の多くは症状を隠し、来院時にはすでに重症である場合が多くあります。ですから早い段階での診察が必要になります。また、定期的な健康診断をお勧めします。次のような症状があればすぐに病院に連れていきましょう。

・食欲がない  ・元気がなく、じっとしている  ・羽を膨らませている(膨羽)
・体重が減っている  ・下痢、糞が黒い  ・体(翼)が全体的に下がっている
・口をパクパクして呼吸をしている(開口呼吸)  ・くしゃみをする
・身体をケージにこすりつける(かゆがる)

※この他にも少しでもおかしいと思ったらご相談下さい。  

(1)病院にきたら、まず受付で症状をお伝え下さい。
状態によってはすぐにインキュベータもしくはICUに入れて温度管理、
酸素吸入します。
(2)診察室ではまず、視診を行います。
鳥は状態が悪ければ、触っただけで亡くなってしまうことがありますので
いきなりつかんで診ることはしません。
(3)次に触診です。実際に触って病気がないか診ます。
また肥満/削痩などの栄養状態も把握できます。
(4)必要に応じて様々な検査を行います。(健康診断としても行います)

限られた検査データより診断し治療に役立てます。


1. そ嚢検査
そ嚢洗浄により採取したそ嚢の内容物をグラム染色します。
細菌及び細胞成分の把握によりそ嚢炎の診断、体調の指標になります。

左 : 正常(グラム染色)

右 : 細菌バランスが変化、酵母(矢印)が増加します。

2. 糞便検査
採取した糞便を直接顕微鏡で見るほか、グラム染色します。        
糞便中の細菌のバランスの把握により体調を知ることができます。

左 : 正常(グラム染色)

右 : 細菌のバランスが変化します。この場合、グラム陽性菌(赤く染まる細菌)が増加しています。

3. レントゲン検査


4. エコー検査

5. 皮膚検査  
羽毛の状態、寄生虫の有無を調べます。