■口腔内腫瘍の切除

口腔内の腫瘍は性差はなく、大部分は中高齢犬に発生しますが、発症年齢の範囲は1~15歳という報告があります。口腔内腫瘍は良性40%、悪性60%と比較的悪性の確率が高いため口腔内に腫瘤物が形成された場合には早めに病理検査を実施し正確な診断で治療プランを立てることが大切です。  

歯石による歯周病から炎症を起こし腫瘍の増悪因子にもなりますので、口腔内は歯ブラシによるブラッシングやスケーリング(歯石除去)で常にきれいにしておくことが大切です。

左上顎裂肉歯の腫瘍
鼻腔内浸潤は無かったため、左上顎の部分切除術を計画。

術中の様子
腫瘍を上顎の一部とともにサージカルソー(電動鋸)にて切除。
腫瘍摘出後
口腔粘膜・口唇の形成術を実施後、食道瘻チューブを設置し食事は流動食とした。 術後10日にて元気に退院しました 現在のところ再発はありません。