■うさぎ重度歯根膿瘍に対する抜歯・ドレナージ処理

重度不正咬合により歯根膿瘍が発症し、 左眼下に2㎝大の腫瘤物が形成され、疼痛、食欲廃絶、下痢が見られた。
レントゲン所見(写真右下)でも上顎の歯根が 変形し蓄膿している様子が確認された。
静脈内点滴、抗生剤、強心剤、呼吸促進剤、抗炎症剤、疼痛管理、術前のICUによる十分な酸素化の後、全身麻酔下により実施 左眼下を皮膚切開し排膿、 多くのチーズ様膿瘍が排膿された。
歯肉切開を加えながら左上顎臼歯の抜歯を実施。
抜歯した部位から排膿・洗浄・消毒を実施して清浄化する。
ウサギの臼歯は大変深く歯肉下に埋まっているため特殊な器具を使用しながら抜歯をします。
ウサギの膿瘍はカプセル状になっているため、切開創を閉じてしまうとすぐに膿がたまります。 その為切開創にドレーンを入れて毎日消毒洗浄を実施 。
消毒・洗浄3週間でドレーンを1本除去 ドレーンを抜去するとすぐに傷が封鎖されてしまうため長めにドレーンを留置します。
1ヶ月後全てのドレーンを抜去。
その後再発なし。