■陸生カメの飼育法


【環境温度】
低温部が20~25°C、ホットスポットは35°Cにする。ホットスポットはバスキングライト、ヒーター等使用する。全体が35°Cにならないように注意する。

【照明】
1日およそ12時間とする。紫外線は甲羅・骨格の形成、体の代謝には絶対必要である。フルスペクトルライト(波長が290~320nmの範囲にあるUVBがベスト)の照射が必要。  

日光浴も必要で、ガラス越しの場合はUVBが遮断されてしまうので、直射日光がいい。しかし、暑くなりすぎるので必ず日陰の隠れ場所を作ってあげる。

【環境】
ケージは、市販のガラス水槽、園芸用ガラス温室、プラスチックの衣装ケース、木材を利用した手作りケージで通気性がよく、保温性があり、丈夫で清掃のしやすいもの。

スペースは最低でも甲羅のサイズの縦横4倍で、大型のリクガメは180×180×90cm以上。気候が適していれば、成体は屋外の囲い込みで飼育したほうがいい。

床材は清潔で取り替え易いもの、食べても有害にならないもの、腸に詰まらないもの、細かい粉にならないもの(吸い込むと呼吸器の障害になります)で、牧草や赤玉土や清潔な土壌を深く敷くのがいいでしょう。使用してはいけない床材は砂利や砂、人工芝、猫用トイレ砂、トウモロコシの穂軸などです。

水飲みは浅い丈夫な皿で絶えず利用できるようにしておく。よく水の中で排便するのでまめに取り替える。

【温浴】
体を温めることにより代謝がよくなり、食欲を増し、排便も良好になり、健康上非常によい結果をもたらします。可能なら毎日、少なくとも週一回は実施する。  

洗面器等の、ある程度深みのある器に、甲羅が浸かる位(首を伸ばせば呼吸できるくらい)に40°Cのぬるま湯を入れ、カメをそっと放し10分程入れておく。多くの場合はその間に水を飲んだり排便・排尿をする。

【食事】
野菜 …95% 市販の葉野菜としてチンゲン菜、小松菜、かぶ・大根葉、モロヘイヤ、サラダ菜、キャベツを好む。
その他枝豆の葉、ブロッコリー、カリフラワー、アルファルファ、パセリ、クレソン 雑草はタンポポ(葉・花・茎)、クローバー、ハコベ、ナズナ、オオバコ、芝など。
果実 …2.5% ブドウ、りんご、オレンジ、洋ナシ、プラム、桃、メロン、イチゴなどであげ過ぎると偏食となり代謝疾患を起こす。
あくまでおやつ程度に与える
高蛋白食物 …2.5%未満 ドライタイプのドック゛フード(メンテナンス系)、豆腐、煮干、殻付固ゆで卵


陸カメを飼うポイントは、食事と環境管理です。
90%の病気は予防できます。